2013年5月30日木曜日

渇望、絶望、乱れる

読み終えたハードカバーの本をパタリと閉じて、下を向いた。
                              (どしたどした)

震えていた。
                              (大丈…夫…?)


それを膝の上に置いて、天井を見上げた。静止…3秒。
                              (今度は何!)


そして、にやっと笑った。
                              (こここわい!)


※カッコ内は、心の声をお送りしています。




見ず知らずの人にこれほど感情を揺さぶられたのは初めて。
間接的に弄ばれた。
会話もしてない、目も合わせてない。なのに、持ってかれた。

読み終えたあの本が、彼をそうさせたのは確実。
何をどうこねくり回してそうなったのかは不明。
読んでいた本が何なのかハイパー気になる。
福家書店のカバーが邪魔してうっすらとしか見えない。くそっ。
私も本を読んでそんな顔したい。
誰かの心揺さぶりたい。



これ
ある日、西武新宿線に乗っていた時の話。






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